ほおばる日々

0歳育児中

6月15日 父のこと

最近眠りが浅いときに比較的夢を見るのだが、今日の夢には家族(父母と弟)が出てきた。当たり前なんだけどこの年になると4人一斉に揃うことってあんまりないんだよな。ここ数年は年末年始もまる1日揃うことってない。自分に子どもが生まれたらますますかななんて思ってる。

だから揃うのは久々な感じ(しかも夢)だったんだけど、夢の内容は父に理不尽な説教をされて私のほうがブチ切れて激詰めする夢だった。全然楽しくないね。そして父の顔をよく顔を見たら父に変装した誰かだった、みたいな。

私は父とは割と仲がいいほうだと思っていて、極端な反抗期はなかった気がする。二人で出かけたりご飯食べたりもしていた。思い返すと小さい頃私と弟を休みの日に遊びに連れて行ってくれるのも父が多かった気がする。大きい公園とかプールとか。これは母が日に焼けるような野外を避けていたせいもあるけど、それでも嫌がらずに休みの日はよく遊んでくれた。

それはそれとして父は性格がすごく短気なので(夢の中でも理不尽さが短気さと極まってリアルだった)、その部分に対して私は苛ついたり嫌だなと思うことは多々あったのだけど。何なら今もそう思うことはあるのだけど。

そして今、私に子が生まれて父は祖父になったわけだが、その年代の男性にしては幼い子が好きというか割と扱いに慣れているのでは?と思う。何度か家に来てもらっているが、抱っこが得意ですぐに寝かせられるし、何も言わないと寝たあともしばらくずーっと抱っこしてる。子に向かってよく話しかけているし、関わりたがってくれるというか。母は言うまでもなくすごくよく構ってくれるけど、父親はそうじゃないタイプの人が多いんじゃないかなー。というか、生まれるまではここまで構ってくれるとは思ってなかった。

それを見て、私は自分が生まれたての頃も、わりとしっかり面倒を見てもらっていたのでは?と想像する。時代が時代なので育休なんてとれてはいないけど、よく沐浴してもらってたみたいだし、一緒に写った写真もそれなりに残ってたりするんだよね。だいたい抱っこされたり遊んでもらったりしている。

実の親に自分の子をかまってもらってるのを見るとなんだかえもいわれぬ気持ちというか、これが嬉しいって気持ちだなあと思う。そこに嘘がないというか。幼い頃の自分を想像して重ねて見てしまう部分もあるんだと思う。

私は自分が子を生むと決めたとき、親のために生もうと思ったわけではなかった。生むと言う決断の決定的な理由はそこにはなかった。でも、生まれたら自分の親は絶対喜んでくれるとどこかで確信していた。だから結果的には大きなひと押しだだたのかもしれない。

そして自分の子に子どもができたら、なんて遠い先のことをちらっと考えたりするのだった。

もうすぐ父の日だ。