ほおばる日々

0歳育児中

苦労を買う必要はないけど(33w)

 

※過去に書いたもの、遡り

 

苦労は買ってでもしろとか、そんなの絶対知らねえぞと思う派だし、感じなくていい痛みは金払って麻酔で解決するならすべきと思う私ですが、妊娠を通して感じたことや経験は、金は払ってないし金を払ってすべきものかと言われるとなんか違うけど、経験できて良かったと思っている。

それは言うほど苦労しなかったからというのもあるだろうけど、って、私が言いたいのはつわりとかそういうのじゃない。

それは弱者としての経験というか、ままならなさの連続のなかで数カ月を生きなきゃいけない(そして生まれたあともそれが続くであろう)ということを当事者として自分の体で体感できたことというか。そんな状態になることは、みずから望んでなれないことだと思うし、これまでしてこなかったよ。やれるなら男も含めてみんなこれをやってから社会に出たほうがいいって思う。

このつらさをもっと、なんか軽くできる方法って社会で作れないものなんだろうかと思わざるを得ない。

 

体の自由が効かなくて、いっぱいいっぱいの日々のなかで、たしかにこの状態(というか身体)になることは想定していたし、私の場合望んでした妊娠だけど、身体に様々な問題が生じることと、それを原因に生活を送る中で苦痛や苦労が生じるのって、イコールじゃないところがあると思う。

例えば満員電車で立ってるのが辛くても誰も席を譲ってくれないつらさとか。そんなの経験しなくていいですよね。誰かが譲ってくれればそれで助かるんだけど、実際はそんなことなくて。

でもそれを解消するためには、当事者として経験した人が増えたほうがいいし、発信したほうがいいし、教育したほうがいいよね。というか。障害の社会モデルに近い感じ。

 

そんな気持ちを抱えたまま、ようやく休みに入れる。